最初にまとめ

診断基準
家庭血圧
診察室血圧
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高血圧治療ガイドライン2019でも、健康診断や診察で血圧高値を指摘された場合、まずは家庭血圧の測定を推奨しています。
原因
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これらのリスクを理解し、適切に管理することが重要です。
避けられない要因
生活習慣の影響
特定の疾患
- 加齢:血管の柔軟性を低下させ、血圧を上昇させます。
- 遺伝的要因:生活習慣に関わらず高血圧を発症しやすくなります。
- 塩分の摂りすぎ:体内のナトリウムバランスを崩し、血圧を上昇させる主要因です。
- 運動不足・ 肥満:血管の機能を低下させ、心臓への負担を増やします。
- 睡眠時無呼吸症候群:夜間の低酸素状態が続き、自律神経を介して血圧が上昇します。
- 加齢:血管の柔軟性を低下させ、血圧を上昇させます。
- 遺伝的要因:生活習慣に関わらず高血圧を発症しやすくなります。
- 塩分の摂りすぎ:体内のナトリウムバランスを崩し、血圧を上昇させる主要因です。
- 運動不足・ 肥満:血管の機能を低下させ、心臓への負担を増やします。
- 睡眠時無呼吸症候群:夜間の低酸素状態が続き、自律神経を介して血圧が上昇します。
合併症

脳
心臓
大動脈
腎臓
下肢動脈
脳梗塞・脳出血
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後遺症で以前通りの生活が継続できなくなったり、急死の原因になるなどします。
脳動脈瘤・くも膜下出血
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脳出血や脳梗塞と比べても高い死亡率であることが知られています。
心筋梗塞・狭心症
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酸素が行き届かなくなった心臓の細胞が死んでしまうのが心筋梗塞で、しばしば急死の原因となります。
心不全
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血圧が高い血管に血液を送り出すために心臓が筋肉隆々として柔軟性が失われるなどして、ポンプとしての機能が損なわれた結果生じます。
大動脈瘤・大動脈瘤破裂
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破裂は大出血に至ることが多く、死亡率は80〜90%程度と非常に高率です。
大動脈解離
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これにより大動脈から分岐する動脈の血流障害をきたし、脳梗塞・心筋梗塞などの重篤な合併症に至ります。
また大動脈破裂に至ることもあります。
慢性腎臓病(CKD)・腎硬化症
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透析導入の原因の1位として糖尿病が知られていますが、2位は高血圧です。
一般的な透析は週3回の通院を要し、以前通りの生活の維持に支障をきたすことがあります。
治療
なぜ治療するのか?
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「服薬しても何も変わらない」という声を聞くことがありますが、高血圧の治療目的が症状の改善ではなくリスクの適正化であるという理解は非常に重要です。
これまで通りの平穏な日常の継続が治療目的なのだと言い換えてもいいでしょう。
降圧目標
降圧目標(mmHg)
治療法
一般療法
薬物療法(主なもの)
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しばしば1剤では降圧目標を達成できず複数種の降圧剤が必要になるケースがあります。
また、高血圧治療ガイドライン2019発行後にARNIという新規カテゴリーの降圧剤が注目されるようになり、治療抵抗性や心不全を伴うケースでの有効性が期待されています。