インフルエンザワクチン

毎年秋から冬にかけて流行するインフルエンザは、高熱や全身症状を引き起こす感染症であり、高齢者や小さなお子さまでは重症化のリスクもあります。
当院では、季節性インフルエンザワクチンの予防接種を実施しています。
流行期に入る前の早めの接種が効果的とされており、ご家族そろっての接種も可能です。
本ページでは、接種対象や接種時期・費用・注意点などについて詳しくご案内いたします。

更新状況

2026年9月25日 接種費用等更新
2025年4月21日 公開

目次

最初にまとめ

  • ワクチン接種により発症予防・重症化率低下・死亡率低下が期待されます
  • インフルエンザウイルスは変異しやすく、シーズンにより流行株が変わるためシーズン毎の接種がベターです
  • 年齢により接種回数・接種量が異なります
  • 所定の要件を満たす高齢者は定期接種として自己負担¥1,500で接種を受けることができます
  • 2024年度から経鼻弱毒生インフルエンザワクチンを導入開始しました

インフルエンザワクチンとは

インフルエンザワクチンは、接種によりインフルエンザウイルスに対する抗体産生を促すなどして、

  • 発症を未然に防ぐ(予防)
  • 重症化・死亡リスクを低減する

ことなどを図るものです。

効果を発揮するまでの目安は約2週間、効果の持続は概ね3〜5か月とされます。
流行期を見据え、10月下旬〜11月中の接種をおすすめします。

インフルエンザワクチンの有効期間を示す模式図。接種後3〜5か月の効果持続を10月から3月にかけて示している

なぜ毎年接種が必要?

インフルエンザウイルスには、A型・B型の中にも複数の亜型や系統があり、私たちの免疫から見ると「単一のウイルス」ではありません。
さらに、インフルエンザウイルスは少しずつ変化を繰り返す性質があり、シーズンによって流行の中心となるウイルスも変わります。
このようなウイルスの多様性と変化の速さが、インフルエンザの流行対策を考えるうえでのポイントなのです。

インフルエンザは世界中で流行し、多くの人が感染するため、健康被害はいうに及ばず、経済的損失も多大であり、その対策は世界規模で行われています。
WHO(世界保健機関)は、世界各地から集められたウイルスの流行状況や抗原性・遺伝学的な変化を継続的に分析し、毎年、次のシーズンのワクチンに使用するウイルス株の構成を推奨しています。

インフルエンザワクチンは、このような情報をもとに、そのシーズンに流行が予想されるウイルスに対応できるよう、毎年その内容が見直されています。
日本国内でも、WHOの推奨をもとに、国内外で流行しているウイルスの解析結果、ワクチン接種後の血清との反応性、ワクチン製造時の増殖性などを総合的に検討し、厚生労働省のもとで、そのシーズンに国内で使用するワクチンの製造株が選定されているのです。

インフルエンザワクチンの種類

接種方法によって、以下のように分類されます。

不活化
インフルエンザワクチン

不活化インフルエンザワクチン(注射タイプ)
  • 対象年齢:生後6ヶ月以上
  • 接種回数:13歳未満は2回/13歳以上は1回
  • 接種方法:皮下注射

経鼻弱毒生
インフルエンザワクチン

不活化インフルエンザワクチン(注射タイプ)
  • 対象年齢:2歳以上、19歳未満
  • 接種回数:1回
  • 接種方法:鼻腔内噴霧

不活化インフルエンザワクチンとは、感染力をなくしたインフルエンザウイルスから、免疫をつくるのに必要な成分のみ使用するワクチンです。
一般的にインフルエンザワクチンとはこれを指し、多くの方が馴染みのある注射のインフルエンザワクチンです。

経鼻弱毒生ワクチンは、病原性を弱めたインフルエンザウイルスを使用するワクチンです。
2024年から国内で一般使用されるようになり、鼻腔内に噴霧したミストで接種するという、痛みを伴わない新しいタイプのワクチンです。

不活化インフルエンザと比べて、以下のような特徴があります。

  • 副反応として鼻炎症状(鼻詰まり・鼻水)がしばしば見られる
  • 発熱・感冒症状を伴うことがある

生ワクチンであることや、粘膜内でIgA抗体を誘導する性質があるなど、不活化インフルエンザワクチンに対する優位性を期待する声もありますが、現時点で両者の優劣を直接比較したデータは得られていません。

現時点の最も現実的なポイントは、

  • 接種に痛みを伴わないこと
  • 接種が1回で済むこと

というところでしょう。

以下のような要件が、接種に適さない主なものとして挙げられています。

  • 妊娠中
  • 重度の免疫不全
  • 重度の喘息や最近の喘鳴既往がある等、医師が不適当と判断する場合
  • アスピリン内服中の小児・思春期

高齢者インフルエンザの定期予防接種について

所定の要件を満たされている方はインフルエンザワクチンを定期接種として受けることができます。

  • 接種当日65歳以上の方
  • 心臓・腎臓・呼吸器の機能、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能障害により身体障害者手帳1級を所持する方

阪神7市1町(芦屋市、西宮市、伊丹市、宝塚市、川西市、三田市、尼崎市、猪名川町)に住民票がある場合は事前申請が不要になりました(2026年9月中は、住民票所在地のみで定期接種が可能という臨時措置中です)。
例えば上記要件を満たす西宮市民は事前に申請することなく、当クリニックでインフルエンザワクチンを定期接種として受けることが可能です。

阪神7市1町以外に住民票がある場合、原則的にはあらかじめ住民票所在地に申請が必要です。
詳しくは住民票所在地にご確認下さい。

接種回数・接種スケジュール・接種費用・予約

(2026/09/25更新)

生後6ヶ月〜13歳未満

¥2,800/回

  • 接種回数:2回
  • 接種間隔:2週間以上空けて(当院では3〜4週間間隔を推奨しています)

13歳以上

¥3,000/回

  • 接種回数:1回

経鼻インフルエンザワクチン

¥7,800/回

  • 対象年齢:2歳以上、19歳未満
  • 接種回数:1回

高齢者定期接種

¥1,500/回

  • 接種回数:1回
  • 原則的にインフルエンザワクチン接種は12月をもって終了します
  • 1月以降はワクチンの流通状況次第では接種可能ですが、接種費用は生後6ヶ月〜13未満・13歳以上ともに¥4,000/回となります
  • 受験などで1月以降の接種をご希望の場合はお早めにご予約下さい(1月以降はWEB予約できません)

ご予約は原則的にWEB予約にて承っています。上記「予約」ボタンからご予約下さい。
年令によって診療メニューが異なりますのでご留意下さい。

予診票ダウンロード

感染症対策の観点より、予診票の記入を済ませてからのご来院をお勧めしています。
予診票は下記リンクからダウンロードの上、印刷してお使い下さい。

⚠️ 住所、氏名など、部分的にフォーム入力可能としています。

高齢者インフルエンザの定期予防接種で接種を受けられる場合は専用予診票となります。
事前にお越し頂けましたら予診票をお渡しします。

リンク

外部リンク

内部リンク