芦屋市近隣感染症情報(9/1)

兵庫県感染症情報センターからリリースされている週報から芦屋市・西宮市・神戸市の情報をピックアップして集計したものと、兵庫県のCOVID-19関連のデータを集計したものを配信しています。

一般感染症

手足口病を除けばトレンドは全体的に減少しているようです。

とはいえ絶対的な数がまだ多いRSウイルスには留意が必要です。
小さいお子様…特に乳児の水っぱな+しんどそうな咳には注意が必要です。

COVID-19関連

SARS-CoV-2検査陽性者数のグラフです。

先週の見立て通り第7波はピークを超えたようです。

年代別構成比のグラフです。

先週50歳以上の構成比が伸びがピタッと止まり、今週もそのままの傾向です。

入院患者数・宿泊療養者数、そして死亡者数のグラフです。

死亡者数は先週より2名増加しているものの、やはりピークは超えたように思われます。

マスク着用の見解・推奨が変更されました

厚生労働省のマスク着用に関する見解・推奨が更新されています。

マスクはウイルス単体をブロックするものではありませんが、ウイルスを含む鼻汁・喀痰をブロックするため人から人へ伝播するウイルス量を減少させます。
材質や装着状況でウイルス減少効果に差はありますが、現時点でマスク着用は合理的な感染対策だと思われます。

なお、医療施設内は感染弱者が多い一方で感染者が集まりやすいという点で一般施設とは状況が大きく異なります。
発熱外来指定医療機関であるあしやサニークリニック内科は十分な感染対策が求められており、引き続きマスク着用は必須ですのでご理解・ご協力の程をお願い申し上げます。

ワクチンのポイントを知っておきましょう

現行のワクチンは新型コロナウイルス発生当初の武漢株を元に設計されたもので、速いテンポの変異を経てきた最新の株に対する有効性は当初より低下しています。

オミクロン株に対する有効性を評価項目別で見ると、感染・発症予防効果はやや大きく低下していますが、入院・重症化予防効果は相対的に保たれています
また感染・発症予防効果についても接種後早期はある程度保たれています

感染・発症しないのが最も望ましいことですが、過去最多の死亡者数を記録しているオミクロン株の流行期においては入院・重症化予防効果がそれなりに保たれている点に接種する意義があると考えられます。

感染対策を続けましょう

感染者から咳などでダイレクトにウイルスをもらうのは「直接感染」です。これはマスクやメガネなどでブロックしましょう。
どこかに付着したウイルスが自分の手を介して感染するのは「間接感染」です。これは手指衛生(手洗い・アルコール消毒)でブロックしましょう。
3密は本来リスクが高くないものまで高くしてしまう状況です。やるべきことはこれまでと同じです。粛々となすべきことをなしましょう💪🏻