兵庫県感染症情報センターからリリースされている週報から芦屋市・西宮市・神戸市の情報をピックアップして集計したものを若干のコメントをつけて配信しています。
※インフルエンザの縦軸は右のものです
インフルエンザ
下図は直近1年間のインフルエンザの動向です。
先週から今週にかけて比較的大きな幅で減少しました。
このまま減少していくとを期待したいところです。
COVID-19
下図は直近1年間のCOVID-19の動向です。
2023年5月に5類感染症になったのに伴って定点観測に移行したためグラフは同時期からのものとなります。
2週連続で減少しておりピークアウトしたと思われます。
溶連菌性咽頭炎
下図は直近1年間の溶連菌性咽頭炎の動向です。
先週から今週にかけて大幅に減少しました。
ただし比較的大きな幅で増減を繰り返しているためもうしばらく注視する必要がありそうです。
溶連菌性咽頭炎はインフルエンザのような急激で強い発症・強い喉の痛みを特徴とします。
急性期の症状の強さに加え、扁桃周囲膿瘍や咽後膿瘍などの合併症や急性糸球体腎炎などの続発症も問題になる感染症です。
一般感染症としては、数少ない抗生剤を要するものですので疑わしい場合は速やかな受診をお勧め致します。
感染性胃腸炎
現在嘔気・嘔吐を主訴とする胃腸炎症状で受診される方が多くなっています。
発生報告上はこの3週間で減少傾向ですが、局地的に多い可能性があります。
局所的なウイルス分離状況は不明ですが、国立感染症研究所の速報によればノロウイルス感染症が多い可能性がありそうです。
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