芦屋市近隣感染症情報（2/29）

兵庫県感染症情報センターからリリースされている週報から芦屋市・西宮市・神戸市の情報をピックアップして集計したものを若干のコメントをつけて配信しています。

※インフルエンザの縦軸は右のものです

インフルエンザ

下のグラフはインフルエンザの直近1年間の推移です。

報告数は順調に減少しています。

下のグラフはCOVID-19の直近1年間の推移です｡
2023年5月に5類感染症になったのに伴い定点観測に移行したためグラフは同時期からのものとなります｡

やや減少幅が少なくなりましたが順調に減少傾向が続いています。

下のグラフは溶連菌性咽頭炎の直近1年間の動向です。

先々週から先週にかけて大幅に減少しましたが今週は微増です。
中期的な増加・減少のトレンドは読みにくくしばらく注視する必要がありそうです。

溶連菌性咽頭炎はインフルエンザのような急激で強い発症・強い喉の痛みを特徴とします。
急性期の症状の強さに加え、扁桃周囲膿瘍や咽後膿瘍などの合併症や急性糸球体腎炎などの続発症も問題になる感染症です。
一般感染症としては、数少ない抗生剤を要するものですので疑わしい場合は速やかな受診をお勧め致します。

下のグラフは感染性胃腸炎の直近1年間の動向です。

1年間の経過で見るとここしばらくの報告数が非常に多かったのが見て取れます。
今週はワンポイント増加しており、来週の動向が気になるところです。

国立感染症研究所の速報によれば2月以降の兵庫県のノロウイルスは報告されていない模様です。