おたふくかぜワクチン(タケダ)出荷制限について

武田薬品工業の

  • 乾燥弱毒生おたふくかぜワクチン「タケダ」

が9月以降当面出荷停止となることがアナウンスされました。

これに伴い、一時的におたふくかぜワクチン接種が制限・遅延される可能性があります。
当院でも入荷状況を確認しながら接種を進めてまいりますので、接種をご希望の方は事前にお問い合わせください。

乾燥弱毒生おたふくかぜワクチン「タケダ」の出荷制限について

9月以降に出荷予定だった製剤について、品質試験における原因究明を要する確認事項が生じたとのことで、9月以降の出荷停止がアナウンスされました。

8月まで出荷された製剤については当該事象の対象外であり、これまでに接種を受けられた方、これから接種を受けられる方ともにご懸念は無用です

予想される事態

国内流通しているおたふくかぜワクチンは、

  • 乾燥弱毒生おたふくかぜワクチン「タケダ」
  • おたふくかぜ生ワクチン「第一三共」

の2種類で、そのうちの1種類が出荷停止になります。
結果的に残りの1種類だけでは応需できなくなり、おたふくかぜワクチン接種が予定通り行えなくなる事態になる可能性があります

おたふくかぜワクチンは定期接種ではなく、接種期限上の問題は起こり得ませんが、ワクチン接種は受けられる年齢になり次第接種するという原則を全うできなくなる可能性がありそうです。

見通し

現時点でいつ頃事態が解消されるかは分かりません。

おたふくかぜワクチンとは

おたふくかぜ、すなわち流行性耳下腺炎はムンプスウイルスによる感染性耳下腺炎で、耳下腺が腫れて「おたふく」のような顔貌になるのが特徴です
しばしば保育園単位などで小規模な流行が見られます。

おたふくかぜワクチンは、流行性耳下腺炎の原因となるムンプスウイルスに対するワクチンで、一般的には、

  • 1回目接種:1歳時にMRワクチン接種とともに
  • 2回目接種:就学前1年間(年長さん相当時)にMRワクチン接種とともに

受けます。

流行性耳下腺炎は、ほとんどのケースで大きな問題をきたすことなく軽快しますが、

  • 不可逆的な聴力障害

という重大な合併症や、成人発症では精巣炎や卵巣炎といった合併症のリスクがあります。
一般的に、精巣炎や卵巣炎は不妊のリスクとなるため、かからないにこしたことはないでしょう。

予約について

供給不足で、発注しても直ちに納品されなくなり次第、予約は以下のような流れとさせて頂きます。

  1. 仮予約(この時点では接種日は決めません
  2. ワクチンの発注
  3. ワクチンの納品
  4. 当院からご予約者ご連絡し、正式な予約(接種日を確定します)

上述の通り、通常MRワクチンとともに合計2回接種となりますが、納品の遅延状況次第ではMRワクチンはMRワクチンで型通りのスケジュールで接種を進めて行くのがいいかもしれません。

FAQ(よくあるご質問)

すでに「タケダ」のおたふくかぜワクチンを接種した人は大丈夫ですか?

はい。今回の出荷制限は9月以降に予定されていた製剤が対象であり、これまで出荷された製剤は問題ありません。すでに接種された方も、これから接種される方も安全性にご懸念は不要です。

接種を希望していますが、すぐに予約できますか?

在庫状況によってはすぐに接種できない可能性があります。当院では仮予約をお預かりし、ワクチンが納品され次第あらためて接種日を確定する流れとしています。

第一三共のワクチンに切り替えても問題はありませんか?

1回目と2回目の製剤が同一でなくとも問題ありません。
武田薬品工業と第一三共のワクチンはいずれも乾燥弱毒生おたふくかぜワクチンであり、効果や安全性に大きな差はありません。いずれも標準的なワクチンとして推奨されています。

2回接種のスケジュールは遅れても大丈夫ですか?

おたふくかぜワクチンは定期接種ではなく任意接種のため「接種期限」はありません。ただし、1歳を過ぎたらできるだけ早めに1回目を、就学前に2回目を受けることが推奨されています。遅れてしまった場合でも接種は可能です。

いつ頃出荷制限は解消されますか?

現時点では、再開の時期は未定とされています。状況が分かり次第、当院ホームページでお知らせする予定です。

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