兵庫県感染症情報センターからリリースされている週報から芦屋市・西宮市・神戸市の情報をピックアップして集計したものを若干のコメントをつけて配信しています。
COVID-19
5類感染症に移行し、全数報告からインフルエンザ等と同様に定点報告に変更されました。
定点報告とは指定医療機関のみが診断した症例数を報告するもので、エリアにおける全体の把握はできませんが動向の把握は可能です。
そのCOVID-19ですが、5類感染症移行後、着々と数を伸ばしており、感染性胃腸炎(グラフには載せていません)を除けば最多であるとともに急速に増加中です。
重症化リスクの高い方はご留意下さい。
インフルエンザ
3シーズンぶりに流行したインフルエンザですが、なかなか収束しきらないうちに上昇傾向に転じています。
特に学校などで集団的に発生しており、5月には芦屋市内で学級閉鎖も行われている状況です。
ヘルパンギーナ・手足口病
ヘルパンギーナが少なくともこの3年では最も報告数が多くなっています。また類縁感染症とも言える手足口病もゆっくりと増加中です。
いずれの感染症もざっくり言えば「風邪+皮膚症状+粘膜症状」をきたす感染症で、ヘルパンギーナは発熱や全身症状の悪化をやや認めやすい傾向があります。
RSウイルス感染症
RSウイルス感染症は本来冬の感染症ですが、2021年からこの時期に流行するようになってきており、今シーズンも増加のフェーズになっています。
年長児以降にとってはそれほどの脅威はありませんが、乳児、特に生後間もないほど警戒が必要な感染症です。
Comments are closed