兵庫県感染症情報センターからリリースされている週報から芦屋市・西宮市・神戸市の情報をピックアップして集計したものを若干のコメントをつけて配信しています。
インフルエンザ
インフルエンザの縦軸は右の軸です。
ここ4週間の推移を見るとほぼピークに達している印象です。
兵庫県は年明けにピークを迎える年が多いのですが、今年はこの時期にピークを終えるのか今後の推移に注目していきます。
なおインフルエンザワクチンをご検討の方は早めの接種をおすすめ致します。
溶連菌性咽頭炎
緩徐な増加傾向が続いています。
インフルエンザのような急激で強い発症に加えて、強い喉の痛みを伴う場合は本症を念頭に置く必要があります。
一般感染症としては、数少ない抗生剤を要するものですので疑わしい場合は速やかな受診をお勧め致します。
咽頭結膜熱(プール熱)
漸増傾向が続いています。
その他のアデノウイルス感染症として流行性角結膜炎や出血性膀胱炎の報告も認めています。
また、エリア的にアデノウイルスによる急性咽頭炎や肺炎なども増えているとの報告も耳にしており、同ウイルス感染症には留意が必要な印象です。
COVID-19
今回から縦軸は他の感染症と同じ左の軸になりました。
かなり報告数が減っているものの他の感染症で言えば流行している状態で、発熱・風邪・胃腸炎外来でも少数ながらコンスタントに本症を認めている状況です。
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