兵庫県感染症情報センターからリリースされている週報から芦屋市・西宮市・神戸市の情報をピックアップして集計したものを若干のコメントをつけて配信しています。
手足口病とCOVID-19の縦軸は右である点にご留意ください。
COVID-19
COVID-19は7月初旬から急増フェーズに入りました。
今週の増加幅は先週より少なくなっており､今後2〜3週間の推移に要留意です｡
1年前の流行の主体はオミクロン株のJN.1という亜系統で､2024年初頭のものはXDQというものでした｡
今回はJN.1から派生したKP.3で､既存のものと比べて公衆衛生上のリスクは変わりないと考えられています｡
「新型コロナウイルス感染症サーベイランス月報」／国立感染症研究所
溶連菌性咽頭炎
溶連菌性咽頭炎は絶対数は少なくないものの中期的には減少傾向と言えそうです｡
手足口病
ところとどまることを知らない手足口病でした今週は大幅に減少しました｡
重篤化は稀とは言え､今シーズンは皮疹が大きく疼痛を強く感じるケースが多い印象ですので､このまま速やかに収束するのを期待したいところです｡
ヘルパンギーナ
ヘルパンギーナは2週連続で減少しており､収束に向かうことが期待されます｡
インフルエンザ
7月初旬に突然増加したものの､2週連続で減少しており一気に流行に突入するわけではなさそうな印象です｡
Comments are closed