芦屋市近隣感染症情報(8/22)

兵庫県感染症情報センターからリリースされている週報から芦屋市西宮市神戸市の情報をピックアップして集計したものを若干のコメントをつけて配信しています。

手足口病とCOVID-19の縦軸は右である点にご留意ください。

今週はお盆の影響で推移についてコメントできかねる状況でした。

COVID-19

COVID-19は7月初旬から急増フェーズに入った後、一気にこの1年で最多となりました
今週は約2ヶ月ぶりに減少しました。来週はお盆期間のため報告数はさらに減少すると予想され、この先2週間前後の推移に留意が必要でしょう。

グラフ上は大きく減少していますが、現場的には迅速抗原検査の陽性者数は多く、陽性率も高い印象です。

マイコプラズマ肺炎

最近ニュースなどで取り上げられつつあるマイコプラズマ肺炎の増加。
当エリアの絶対数は多くないものの、当クリニックでもマイコプラズマ肺炎を疑い抗菌療法をさせて頂く機会が増えています。

本症は
・しつこい空咳(次第に痰がらみの咳に)
・発熱
を特徴としますが、発症直後は咳を伴わないことも珍しくなく、症状や診察のみによる早期診断が容易ではないのが悩ましいところです。

発熱+咳ならマイコプラズマ肺炎を疑うべきかと言うと、同症状で外来受診される方の多くを急性上気道炎(風邪)・インフルエンザ・COVID-19などが占めるため、早計と言わざるを得ません。

一方で、伝播様式は比較的濃厚な接触がある者同士での飛沫感染・接触感染が主体と考えられるため、仲のいい友達や家族の感染歴は診断に寄与する重要な情報と言えるでしょう。
身近の発生情報にご留意下さい。

溶連菌性咽頭炎

グラフの紹介のみにとどめます。

手足口病

手足口病は8月に入ってピークを超えたものの、依然絶対数は多く保育園などの施設単位でまとまった発生も耳にします。
また成人例もしばしば見かける状況です。

ヘルパンギーナ

グラフの紹介のみにとどめます。

インフルエンザ

グラフの紹介のみにとどめます。