2025年度インフルエンザワクチンのご案内

インフルエンザワクチン接種シーズンが到来し、あしやサニークリニックでは、2025年10月1日(水)から接種を開始します。

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  • 当院では2025年シーズンのインフルエンザ予防接種を10/1(水)から実施します。
  • 生後6か月以上の方が対象で、年齢やワクチンの種類によって接種回数が1〜2回となります
  • 接種のご予約はWEB予約をお勧めしています。

目次

インフルエンザワクチンとは

インフルエンザワクチンは、接種によりインフルエンザウイルスに対する抗体産生を促すなどして、

  • 発症を未然に防ぐ(予防)
  • 重症化・死亡リスクを低減する

ことなどを図るものです。

効果を発揮するまでの目安は約2週間、効果の持続は概ね3〜5か月とされます。
流行期を見据え、10月下旬〜11月中の接種をおすすめします。

インフルエンザワクチンの有効期間を示す模式図。接種後3〜5か月の効果持続を10月から3月にかけて示している

経鼻弱毒生インフルエンザワクチン

経鼻弱毒生インフルエンザワクチンのシリンジ製剤

2024年度から鼻からミストで接種する「経鼻弱毒生インフルエンザワクチン(フルミスト®)」が一般供給されるようになり、当クリニックでも導入しています。

  • 注射のような痛みを伴わない
  • 対象年齢:2歳以上、19歳未満
  • 接種回数:1回

といった特徴があり、これまでの注射製剤に比べて接種しやすいワクチンと言えます。
特に注射の痛みが苦手なお子様には好評です。

本ワクチンには、

  • 副反応として鼻炎症状(鼻詰まり・鼻水)がしばしば見られる
  • 生ワクチンのため、発熱・感冒症状を伴うことがある
  • 注射製剤とは対象株が異なることがある

といった注意点があります。

一般的な注射製剤の場合、毎年厚労省が選定した株(2025年度は3種類)を対象としていますが、本ワクチンの場合はそれらとは異なる場合があります。
2025年度については、3種類の対象株のうち、2種類は同じで、1種類は異なるといった具合です。
この点がデメリットとなるがメリットとなるかはシーズンが終了するまで判らないのですが、単に使い勝手が良くなった同等品という訳ではないということをご理解下さい。

接種に適さない主なケースは以下の通りです。

  • 妊娠中
  • 重度の免疫不全
  • 重度の喘息や最近の喘鳴既往がある等、医師が不適当と判断する場合
  • アスピリン内服中の小児・思春期

接種回数・接種スケジュール・接種費用

生後6ヶ月〜13歳未満

  • 回数:2回
  • スケジュール:2週間以上空けて(当院では3〜4週間間隔を推奨しています)
  • 費用:¥2,500/回

13歳以上

  • 回数:1回
  • 費用:¥3,000/回

1月以降は接種希望が急減するため、月齢・年齢を問わず一律¥4,0000/回とさせていただきます。
例年受験シーズンに向けて1月に接種のご要望がありますが、その際には費用が12月までとは異なることをご了承下さい。

65歳以上の方と、60歳以上で所定の要件を満たす方は定期接種として接種を受けることが出来、費用の一部が公費負担でまかなわれます。
詳細は次項「定期接種について」をご参照下さい。

経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの接種回数・接種費用は以下の通りです。
こちらは1月以降は取り扱わない予定です。

経鼻インフルエンザワクチン

  • 対象年齢:2歳以上、19歳未満
  • 回数:1回
  • 費用:¥7,800/回

定期接種について

高齢になるとインフルエンザによる重症化のリスクが高まるため、以下の要件に該当する方は定期接種の適用対象となり、¥1,500の自己負担で接種が受けられます

定期接種の要件

  • 接種当日に65歳以上の方
  • 接種当日に60歳から64歳の方で、心臓、じん臓、呼吸器の機能、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能障害により身体障害者手帳1級を所持する方

接種回数・接種費用は以下の通りです。
所定の接種期間が設けられている点にもご留意下さい。

定期接種の回数・費用・期間

  • 回数:1回
  • 費用:¥1,500
  • 期間:2025年10月1日〜2026年1月31日

芦屋市以外に住民票がある場合は

以下の市町に住民票がある場合、手続き不要であしやサニークリニックで定期接種を受けられます

  • 西宮市、尼崎市、宝塚市、伊丹市、三田市、川西市、猪名川町

それ以外の自治体に住民票がある場合は、手続きが必要となる、あるいは当院では接種を受けられない場合があります。
詳細は住民票のある自治体にご確認下さい。

予約方法

原則的にWEB予約をお願いしています
電話予約も可能ですが、この時期は窓口業務が滞りやすいため、ご協力頂けますと幸いです。

インフルエンザワクチンの診療メニューには以下の4つがあります。

  • インフルエンザワクチン(生後6ヶ月〜3歳未満)
  • インフルエンザワクチン(3歳〜13歳未満)
  • インフルエンザワクチン(13歳以上)
  • 経鼻弱毒生インフルエンザワクチン

最初の3つの診療メニューは一般的な注射によるワクチンで、最後の診療メニューは鼻からのインフルエンザワクチンです。

ご予約の際はお間違えのないようご留意下さい。

ご予約はこちらから

電話予約ボタンはご予約のほか、ご質問やご相談にもご利用可能です。

予診票ダウンロード

スムーズな接種のため、来院前の予診票のご記入をお勧めしています

当日持参するもの

以下のうち、該当するものをご持参下さい。

  • 予診票(事前に記入したものがあれば)
  • 母子手帳(未成年、または手帳への記録をご希望の方)
  • 本人確認書類(定期接種として受けられる場合
  • 身体障害者手帳(60〜65歳未満で、定期接種として受けられる場合

未成年者の保護者の同伴について

原則的に未成年者(18歳未満)は保護者の同伴が必要です。
ただし中校生以上の方で、以下の要件を満たす場合は、同伴は必須ではありません。

  • 保護者とご本人が予診票の説明文を熟読し、接種に伴うリスクを理解している
  • 予診票の「保護者の氏名」欄が保護者の自署で記入されている
  • 予診票の「本人(保護者)記入欄」にご本人と保護者の氏名が各々自署で記入されている

中学生未満の方は保護者の同伴は必須です。

FAQ(よくあるご質問)

12歳で1回目を受け、2回目の接種時に13歳になりました。2回目は必要ですか?

必要です。初回接種時の年齢で回数を判断します。12歳として始めた場合は2回接種が必要です。

13歳以上でも2回接種することはありますか?

原則1回ですが、免疫抑制状態などでは医師判断で2回接種とする場合があります。

経鼻ワクチン(フルミスト)は誰でも受けられますか?

2歳〜19歳未満が対象です。ただし喘息や妊娠中、免疫不全などの場合は接種できません。「経鼻弱毒生インフルエンザワクチン」の項もご確認下さい。

コロナワクチンと同時に接種できますか?

はい、可能です。同日に別の部位へ接種します。

ワクチンはいつ接種を受けるのが良いですか?

効果を発揮するまでの目安は約2週間、効果の持続は概ね3〜5か月とされます。
流行期を見据え、9月下旬〜11月中旬の接種をおすすめします。

外部リンク