2025年度の新型コロナワクチン定期接種についてご案内します。対象となる方、接種期間、費用、予約方法などをまとめていますので、接種をご希望の方はご確認ください。
新型コロナワクチンとは
新型コロナワクチンは、接種により新型コロナウイルスに対する抗体産生を促すことで、
を図るものです。
当初は死亡率が高く、国の負担により無料接種が行われていましたが、ワクチン接種や治療技術の向上により重症化リスクや死亡リスクは低下しました。
一方で感染性は依然として高いため患者数は多く、結果的に入院に至る方も少なからずいます。これは短期的には季節性インフルエンザと似た状況とも言えます。
こういった背景があり、現在は季節性インフルエンザワクチンと同様に、重症化・死亡リスクが高い高齢者を対象に1年毎に定期接種する体制に移行しています。
接種のご案内
ワクチン接種には、自治体が接種を支援する「定期接種」と、それ以外の「任意接種」とがあります。
新型コロナウイルス感染症によるリスクが高い方は、定期接種として新型コロナワクチン接種が受けられます。
対象者のの概要は以下の通りです。
定期接種の対象者
新型コロナワクチンの定期接種は期限が定められている点にご留意ください。
期限をすぎると来シーズンまで定期接種としては受けられず、それまでは任意接種として受けることになります。
定期接種の概要(2025/2026シーズン)
初回接種と追加接種
新型コロナワクチン未接種者が、免疫能を獲得するために行う接種を「初回接種」といい、既に初回接種を済ませた方が、時間経過とともに低下した免疫能を高めるために行う接種を「追加接種」といいます。
初回接種は、4週間間隔で2回接種します(一部の製剤・年齢で例外もあります)。
追加接種は前回の接種から3ヶ月以上空ければ接種可能です。
初回接種
追加接種
なお、定期接種対象者が初回接種である場合、2回接種のうちの1回は定期接種、残りの1回は任意接種として取り扱われます。
予約方法
原則的にWEB予約をお願いしています。
電話予約も可能ですが、この時期は窓口業務が滞りやすいため、ご協力頂けますと幸いです。
ご予約はこちらから
当日持参するもの
以下のうち、該当するものをご持参下さい。
FAQ(よくあるご質問)
初回接種は、1回目と2回目のワクチン接種で基本的な免疫をつけることを目的としています。追加接種(ブースター接種)は、時間の経過とともに低下する免疫を高め直すために行うもので、主に年1回実施されます。
はい。新型コロナウイルスは変異を繰り返しており、流行株に合わせた新しいワクチンが毎年開発されています。
そのため、毎年秋から冬にかけての定期接種(年1回) が推奨されています。
添付文書上は前回から3か月以上あければ接種可能ですが、定期接種と同じく、年1回を目安に考えるとよいでしょう。
可能です。まずは初回接種(1回目・2回目) を行い、翌年度以降に定期接種(追加接種)の対象となります。
接種間隔や対象年齢はワクチンの種類によって異なりますので、予約時にご確認ください。
はい。新型コロナウイルスはインフルエンザと同じように流行株が変化するため、年1回の接種で免疫を維持することが推奨されています。
基本的には現在流行している株に対応した最新ワクチンが使用されます。
初回・追加のいずれでも、自治体から案内のある指定ワクチンを使用します。
65歳以上の方、または60〜64歳で特定の基礎疾患がある方は定期接種として自治体の費用負担で接種できます。
それ以外の方は任意接種(自己負担)となりますが、自治体により助成制度が設けられている場合もあります。
はい、西宮市民の方も当院で接種できます。
芦屋市・西宮市・尼崎市・伊丹市・宝塚市・川西市・猪名川町では、「阪神6市1町」による市外相互接種制度が設けられており、この地域内に限っては住所地外接種届の提出は不要です。
したがって、西宮市・尼崎市など近隣市町の方も、通常どおり当院で新型コロナワクチンの定期接種を受けることができます。接種券・予診票などは、お住まいの市町村が発行したものをご持参ください。
📎 西宮市|阪神6市1町における市外接種制度についてhttps://www.nishi.or.jp/kenko/hokenjojoho/yobosesshu/seijin_teikiyobou/seizinsigaisessyu.html