芦屋市近隣感染症情報(4/16)

兵庫県感染症情報センターからリリースされている週報から芦屋市・西宮市・神戸市の情報をピックアップして集計したものです。
(インフルエンザのみ縦軸のスケールが違う点にご留意下さい)

突発性発疹の報告が増えている以外に特別な変化はありません。

COVID-19関係

今週から兵庫県から発表されているCOVID-19の情報をお知らせします。

4/16までのデータ

このグラフは兵庫県で実施されたPCR検査の累計と、陽性者の病状の内訳です。

医師や保健所などの判断でPCR検査が実施されますが、検査が必要と判断された患者さんのうちでPCR検査陽性の割合は9.0%です。この数字はあくまで検査が必要と判断された患者さんのうちの割合で、街中の人々の9.0%が「コロナ」という訳ではない点にご注意下さい。検査が必要と判断されない人々で陽性となる割合はもっと低いと予想されますので、街中の「コロナ」は9.0%より低いと見積もるのが合理的でしょう。

4/16までのデータ

こちらのグラフはPCR検査陽性だった人の病状の内訳を円グラフにしたものです。

PCR検査陽性者のうち死亡者は3.5%に達します。

基本再生産数(1人の感染者から新たに感染する人数)2.0前後と目される感染症の死亡率が3.5%というのは感染症として最大限に警戒すべきものであることを示しています。同時に見方を変えれば検査を実施すべきと判断された人のうちの0.32%、すなわち300人に1人が死亡に至ります。この数字を多いと感じるか少ないと感じるかは人によるでしょう。

いずれにしてもするべきことは変わりありません。過分にではなく適切に恐れ、適切な感染対策に励みましょう。