兵庫県感染症情報センターからリリースされている週報から芦屋市・西宮市・神戸市の情報をピックアップして集計したものを若干のコメントをつけて配信しています。
COVID-19
GW明けから5類感染症に移行しましたが、そのタイミングから増加しつつあり、当エリアにつきましては6/1以降増加し続けている状況です。
重症化リスクの高い方はご留意下さい。
インフルエンザ
GW明けから増減を繰り返しつつ緩やかな増加トレンドを維持しています。今週は減少していますが、来週・再来週の動向に注視が必要です。
なお、インフルエンザは市中にまん延しているというより、学校などで集団的に発生しているケースが多い印象です。
ヘルパンギーナ
今シーズンはこの13年で最多とのことです。
2週間ほど頭打ちの様相だったところから今週は大きく減少してきました。収束フェーズに入ることを期待したいところです。
手足口病
手足口病はやや高めの水準で推移中です。
RSウイルス感染症
RSウイルス感染症は緩徐な収束傾向が続いています。
年長児以降にとってはそれほどの脅威ではありませんが、乳児、特に生後間もないほど警戒が必要な感染症です。小さなお子様の水っぱなが多い風邪症状では胸の聴診は必須です。
溶連菌性咽頭炎
手足口病と同様にやや高めの水準で推移中です。
急性上気道感染症(≒かぜ)の中で数少ない抗生剤による治療を要するもので、その診断は丁寧に行う必要があります。高熱・強い喉の痛みがありながら咳が乏しいお子様は要注意です。
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