兵庫県感染症情報センターからリリースされている週報から芦屋市・西宮市・神戸市の情報をピックアップして集計したものを若干のコメントをつけて配信しています。
※インフルエンザの縦軸は右のものです
まだそれほど多くはないものの、RSウイルス感染症・手足口病が増加傾向が続いています。
麻疹
麻疹の報告数は他の感染症より1週遅く現時点の最新データは3/21時点のものです。
9名が新規に報告されました。
新規発生者は大阪府・東京都で多く、兵庫県は今週の発生報告はありません。
年齢群は20代に集中しています。
インフルエンザ
下のグラフはインフルエンザの直近1年間の推移です。
報告数は順調に減少中ですが絶対数は依然集計中トップです。
現場的にもまだまだ見かけています。
COVID-19
下のグラフはCOVID-19の直近1年間の推移です。
2023年5月に5類感染症になったのに伴い定点観測に移行したためグラフは同時期からのものとなります。
小康状態が続いていますが今週の下げ幅はやや大きくなりました。
現場的にもまだ日常的に見かける状況です。
溶連菌性咽頭炎
下のグラフは溶連菌性咽頭炎の直近1年間の動向です。
3週連続増加から大きく減少しました。
引き続き注視する必要がありそうです。
溶連菌性咽頭炎はインフルエンザのような急激で強い発症・強い喉の痛みを特徴とします。
急性期の症状の強さに加え、扁桃周囲膿瘍や咽後膿瘍などの合併症や急性糸球体腎炎などの続発症も問題になる感染症です。
一般感染症としては、数少ない抗生剤を要するものですので疑わしい場合は速やかな受診をお勧め致します。
RSウイルス感染症
下のグラフはRSウイルス感染症の直近1年間の動向です。
急激に増加しつつあり流行期に入ることが予想されます。
お子さまは水っぱなを伴うしんどそうな咳、高齢者は鼻詰まりを伴う風邪症状にご留意下さい。
手足口病
下のグラフは手足口病の直近1年間の動向です。
絶対数は多くないものの、増減を繰り返しながらこの2ヶ月間で増加傾向であることが見て取れます。
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