兵庫県感染症情報センターからリリースされている週報から芦屋市・西宮市・神戸市の情報をピックアップして集計したものを若干のコメントをつけて配信しています。
手足口病とCOVID-19の縦軸は右である点にご留意ください。
今週もお盆の影響で推移についてコメントできかねる状況です。
COVID-19
COVID-19は7月初旬から急増フェーズに入った後、一気にこの1年で最多となりました。
その後お盆期間のため報告数は大きく減少しましたが、実勢の把握にはもう2週間前後注視する必要があると思われます。
マイコプラズマ肺炎
最近ニュースなどで取り上げられつつあるマイコプラズマ肺炎の増加。
当エリアの絶対数は多くないものの、当クリニックでもマイコプラズマ肺炎を疑い抗菌療法をさせて頂く機会が増えています。
本症は
・しつこい空咳(次第に痰がらみの咳に)
・発熱
を特徴としますが、発症直後は咳を伴わないことも珍しくなく、症状や診察のみによる早期診断が容易ではないのが悩ましいところです。
発熱+咳ならマイコプラズマ肺炎を疑うべきかと言うと、同症状で外来受診される方の多くを急性上気道炎(風邪)・インフルエンザ・COVID-19などが占めるため、早計と言わざるを得ません。
一方で、伝播様式は比較的濃厚な接触がある者同士での飛沫感染・接触感染が主体と考えられるため、仲のいい友達や家族の感染歴は診断に寄与する重要な情報と言えるでしょう。
身近の発生情報にご留意下さい。
溶連菌性咽頭炎
グラフの紹介のみにとどめます。
手足口病
手足口病は8月に入ってピークを超えたものの、依然絶対数は多く保育園などの施設単位でまとまった発生も耳にします。
また成人例もしばしば見かける状況です。
ヘルパンギーナ
グラフの紹介のみにとどめます。
インフルエンザ
グラフの紹介のみにとどめます。
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