芦屋市近隣感染症情報(9/5)

兵庫県感染症情報センターからリリースされている週報から芦屋市西宮市神戸市の情報をピックアップして集計したものを若干のコメントをつけて配信しています。

手足口病とCOVID-19の縦軸は右である点にご留意ください。

今週はこの2週間の推移から情勢を読み解きたいと思います。

COVID-19

COVID-19は7月初旬から急増フェーズに入った後、一気にこの1年で最多となりました
この2週間の推移と現場の実感からはやはりピークアウトはしたものと考えられます。

マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎は先週からほぼ変わらないと見るのが妥当なように思われます。

マイコプラズマ肺炎の病原診断(感染症の病原体を特定する検査)は外来診療では迅速抗原検査を用いることが多いと思われます。
この検査の精度は比較的高いのですが、最近検査は陰性でも臨床的にはマイコプラズマ肺炎と診断するのが妥当な患者さんが多いような印象もあります。

溶連菌性咽頭炎

この1年間で最も少ない報告数にとどまってはいるものの、減少にブレーキがかかっているようにも見え、今後の推移に中が必要です。

手足口病

手足口病も減少にブレーキがかかってきた様相です。

インフルエンザ

年次グラフではコメントを要する推移ではない感じですが、2週連続で増加が続いている点が気になるところです。

RSウイルス感染症

RSウイルス感染症も減少にブレーキが掛かり、例年なら報告数が僅少になるところがそうならずにいます。経過に留意していきましょう。