日本脳炎ワクチンの経過措置について (4/3)

日本脳炎とは蚊による日本脳炎ウイルス感染症で、発症すると脳炎による強い症状をきたします。死亡率は30%前後と非常に高く、生存者の後遺症残存率も45%以上と同様に非常に高いものです。
困ったことに感染が明らかになってもいわゆる特効薬はなく、対症療法に尽力するよりありません。
一方で幸いにもワクチンが有効なので、現在のお子様は3歳から4歳にかけて定期接種を受けます。

現在のスケジュール例

一時現在使われているものとは異なる旧タイプの日本脳炎ワクチンで急性散在性脳脊髄炎という副作用が報告され、2005年から2009年まで積極的接種がひかえられたため、この時期に接種機会を逃された方々がおられます
また現在は3〜4歳時の一期に計3回、小学生時の二期に1回の合計4回接種が標準的スケジュールですが、古いスケジュールで3回しか接種を受けられていない方もおられます

このため、必要回数の接種を受けられていない方を対象に現在経過措置がとられています

何回接種を受けられたかは母子手帳に記録されています。3回以下しか記録されていないようであれば遠慮なくご相談ください

芦屋市「日本脳炎予防接種について
国立感染症研究所「日本脳炎とは

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