兵庫県感染症情報センターからリリースされている週報から芦屋市・西宮市・神戸市の情報をピックアップして集計したものを若干のコメントをつけて配信しています。
COVID-19
5類感染症に移行し、全数報告からインフルエンザ等と同様に定点報告に変更されました。
定点報告とは指定医療機関のみが診断した症例数を報告するもので、エリアにおける詳細の把握はできませんが動向の把握は可能です。
そのCOVID-19ですが、5類感染症移行後から衰えを見せることなく増加中です。
重症化リスクの高い方はご留意下さい。
インフルエンザ
GW明けから上昇傾向に転じ、今のところ増減を繰り返しつつトレンドとしては増加という状況です。
市中にまん延しているというより、学校などで集団的に発生しているケースが多い印象です。
ヘルパンギーナ・手足口病
ヘルパンギーナも未だ勢いに陰りを見せることなく増加中です。少なくともこの3年では最も報告数が多くなっています。手足口病は頭打ち状態です。
いずれの感染症もざっくり言えば「風邪+皮膚症状+粘膜症状」をきたす感染症で、ヘルパンギーナは発熱や全身症状の悪化をやや認めやすい傾向があります。
RSウイルス感染症
RSウイルス感染症は本来冬の感染症ですが、2021年からこの時期に流行するようになってきており、今シーズンも増加のフェーズになっています。
先週、先々週と頭打ちの様相でしたが今週は増加しており、インフルエンザ同様に増減をしつつ全体的には増加のトレンドの様相です。
年長児以降にとってはそれほどの脅威ではありませんが、乳児、特に生後間もないほど警戒が必要な感染症です。
流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)
先週から今週にかけて大きく数を伸ばしてきました。
しばしば保育園などでクラスター的に集団発生します。
来週意向の動向に要留意です。
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