芦屋市近隣感染症情報(2/13)

兵庫県感染症情報センターからリリースされている週報から芦屋市西宮市神戸市の情報をピックアップして集計したものを若干のコメントをつけて配信しています。

インフルエンザは一旦別グラフに移動し、メインのグラフはCOVID-19を右軸に変更しています。。

COVID-19

COVID-19は若干の増減を伴いつつ増加中です。
先週からは231→231と増加せずでした。

受験生やご家族には、今後の動向が懸念されるところです。
自習室などを利用される際は換気状況などをよく確認なさって下さい

インフルエンザ

インフルエンザ は減少傾向が続いています。

溶連菌性咽頭炎

溶連菌性咽頭炎は9月末から下げ止まりの様相です。
現状は例年で言えば最も流行している時期よりも多い水準です。

迅速検査だけで診断しにくいのが溶連菌性咽頭炎の難しさですが、強い喉の痛み・高熱が揃った時は受診されるのがいいでしょう。

RSウイルス感染症

RSウイルス感染症の増加傾向が続き、注意が必要なレベルです。

日常的に見かける感染症ですが、乳幼児など低年齢では重症化に留意が必要です。
みずっぱな+咳+しんどそうな呼吸にはくれぐれもご留意下さい。

マイコプラズマ肺炎

マイコプラズマ肺炎は短期的に増減を繰り返しており把握が難しいところがあります。
ここ1ヶ月は減少傾向が続き、今週の当該地域期は2024/7/11以降はじめて0となりました。

伝染性紅斑(りんご病)

伝染性紅斑は今週は大きく数を減らしました。
このまま収束に至ることを期待したいところです。

伝染性紅斑とは

別名「りんご病」といい、風邪症状+赤いほっぺたを呈するウイルス感染症です。
5年程度の周期性の流行を認める傾向があり、前回の当地での流行はまさに2019年末〜2020年2月頃でした。

大半の方にとっては大きな問題とならないものですが、合併症に留意が必要な方々がおられます。

合併症

胎児水腫
妊婦の感染を経て胎児が感染すると、胎児の体内に液体貯留しやすくなる胎児水腫という合併症をきたして専門医による管理・治療を要することがあります。
妊婦さんはマスク着用などの感染対策を十分になさって下さい。

骨髄無形成発作
溶血性貧血患者が感染すると、重度の貧血や、赤血球以外の血球減少を伴う汎血球減少症をきたすことがあります。

感染対策

りんご病を特徴づけるのはほっぺたの赤みですが、この症状を呈する時期には既に感染源になる時期を過ぎており、りんご病患者がごく身近で発生してからの対策は後手になります。
肝要なのは生活圏での流行の把握となり、特に妊婦さんは登園中のお子さんがおられましたら登園先の発生状況の把握に努めるなどして、ご自身の生活圏で発生があれば速やかに十分な対策をして下さい。

具体的な対策は飛沫感染対策・接触感染対策となりますので、マスク着用・手洗い励行をお勧め致します。