新型コロナワクチン

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は2020年から国内で感染者が確認されるようになった新型コロナウイルスによる流行性感染症で、急性期は概ねインフルエンザに類する症状をもたらすのに加え、回復後も一部の感染者には倦怠感・呼吸困難感・認知機能低下などが長期間続く「long COVID」と呼ばれる後遺症をもたらすことを特徴します。 また高齢者や基礎疾患を持つ人に重篤な呼吸器症状や多臓器不全を引き起こすことがあるなど、公衆衛生上一般的なかぜ症候群とは一線を画すべきものです。 新型コロナワクチンは重症化・入院・死亡リスクの低減が図れるもので、本ページではそのご案内を致します。
  • 2024/09/10更新
  • 任意接種の接種料を新規掲載(2024/09/10)
  • 定期接種開始に伴い改定(2024/08/31)
  • 本ページ公開(2021/07/08)

最初にまとめ

  • 主たる効果は急性期の重症化・入院・死亡リスクの低減です
  • またいわゆるコロナ後遺症(long COVID)のリスク低減を示唆する学術データが出てきています
  • 原則的に任意接種です
  • 高齢者など所定の要件を満たす方は定期接種として接種が受けられ、接種費用の負担が軽減されます

接種回数・間隔・費用

  • 新型コロナワクチン接種は
  • 免疫能を獲得するための「初回免疫
  • 初回免疫完了後に、獲得した免疫能を増強するための「追加免疫
  • に分類されており、2024/8/1現在、国内で12歳以上に接種可能なコミナティRTU®スパイクバックス®ダイチロナ®はいずれも下記のように接種間隔・回数が定められています。

接種回数・間隔・費用

14,800
  • 初回免疫:4週間空けて2回接種
  • 追加免疫:前回接種終了から3ヶ月以上空けて接種
  • 当クリニックではダイチロナ®コミナティRTU®を採用しており、入荷状況によりいずれかで接種しています。
    製剤のご指定には応じかねますことをご了承下さい。

他のワクチンとの留意事項

  • 新型コロナワクチン接種と同時期に他のワクチン接種を検討する場合、特段の留意事項はなく
  • 医師が必要と認めた場合、他のワクチンとの同時接種は可能
  • 他のワクチンとの接種間隔は不問
  • とされています。

新型コロナワクチン定期接種

  • 予防接種には
  • 任意接種:自身が全額費用負担する
  • 定期接種:自治体が一部〜全額費用負担する
  • という2種類があり、新型コロナワクチンは当初は特例臨時接種として開始された後、2023年5月にCOVID-19が指定感染症から五類感染症に移行したのに伴い任意接種となりました。

    2020年のCOVID-19出現以降その特性は変化しつつも、
  • 高齢者
  • 基礎疾患を有する者
  • の重症化・死亡のリスクは依然相対的に高いため、所定の要件を満たす方々に2024/10/1から定期接種が実施されることになりました。

対象者

  • 65歳以上の者
  • 60 歳以上 65 歳未満の心臓・腎臓・呼吸器障害やヒHIVによる免疫の機能障害を有する者

実施期間(2024年度)

  • 2024/10/1〜2025/1/31

接種間隔・回数・方法

  • 一年度につき一回
  • 筋肉内注射

接種費用

  • ¥3,260/回
  • 定期接種として受けられるのは初回免疫・追加免疫に関わらず1回のみで、初回免疫の1回目なら2回目を4週間後、追加免疫なら次回を3ヶ月後に受けられますが、これらはいずれも任意接種の扱いとなり接種費用は全額自己負担となります。

予約について

  • ご予約は原則的にWEB予約にて承っています。

    ご高齢などでWEB予約が困難な方のみ電話予約を受付けていますが、しばしば電話予約対応で窓口業務が滞りますためご理解・ご協力頂けますと幸いです。
    また窓口対応中は電話に出られませんので、つながらない時は時間を空けてお電話下さい。

    ご質問・お問い合わせは公式LINEをご利用下さい。