芦屋市がん検診

当クリニックで実施している芦屋市がん検診についてのご案内です

芦屋市が実施する胃がん検診・肺がん検診・大腸がん検診・前立腺がん検診・子宮頸がん検診・乳がん検診のうち、当クリニックでは

  • 肺がん検診
  • 大腸がん検診
  • 前立腺がん検診

を実施しています。

芦屋市がん検診は国民健康保険と後期高齢者について原則的には特定健診・後期高齢者医療健診と同時実施となります

誰が受けられるの?

年齢・加入している保険者・検診によって異なります

下記のいずれかに該当する がん検診を希望される方

  • 特定健診受診券・後期高齢者医療健康診査受診券の「特定健診以外の項目」の「個別健診」に○が記載されている方
  • 当該年度の大腸がん無料クーポン券をお持ちの方
  • 社会保険等の加入者・家族で芦屋市に申請して「芦屋市がん検診受診券」の発行を受けた方

肺がん検診
について

方法
  • 胸部エックス線検査
  • 喀痰細胞診…※50歳以上で所定の喫煙歴を満たす方のみ
所定の喫煙歴とは…

所定の喫煙歴とは

 ブリンクマン指数 = 1日平均喫煙本数 × 喫煙年数

が600を超えるものです。

この条件を満たすものを重喫煙歴といい、肺門型肺癌という気管支に発生するタイプの肺がんのリスクになります。肺門型肺癌の検診としては痰に含まれるがん細胞をチェックする喀痰細胞診が有用となります。

一方喫煙歴の影響が少ない末梢型肺癌の検診としては胸部エックス線検査が有用となります。

喀痰細胞診は採取した3日分の痰にがん細胞が含まれていないかどうかを顕微鏡で見る検査です。

流れ

① 胸部エックス線検査実施

② 自宅で3日間かけて痰を採取

③ 痰をクリニックへ持ち込み

④ 概ね4週間後に結果報告

判定

誤判定を最小限にするため、胸部エックス線検査の結果は当クリニックで判定した後、もう一度別機関で判定が行われます。

喀痰細胞診は検査機関で所見をチェックし、その所見に基づいて判定されます。

大腸がん検診
について

方法
  • 便潜血検査
便潜血検査とは…

大腸がんの表面はもろく出血しやすい性質があり、病変を通過する便の表面に目視できないレベルで血液が付着します。これをチェックするのが便潜血検査です。

流れ

① 自宅で2日間かけて便を採取

② 便をクリニックへ持ち込み

③ 概ね4週間後に結果報告

検査のポイント

便の採取は2日間かけて行います(1日に2回出ても1日に1回しか採取しません)。

採取するのは便の表面からである点にご留意下さい。

判定

結果は2日分のうち、いずれか1日でも便潜血が検出されれば「要精密検査」と判定されます。

前立腺がん検診
について

方法
  • 血液検査

血液検査で前立腺がんに特異性のあるPSAという腫瘍マーカーをチェックします。

流れ

① 採血実施

② 概ね4週間後に結果報告

判定

PSA値と年齢に基づき判定します。

健診時の問診票の記入を事前にご自宅でされる場合は直接用紙を取りにお越し頂くか、ご連絡頂きましたらポストインさせて頂きます。

判定について

「要精密検査」と判定されたら精密検査を受けましょう

いずれのがん検診も「要精密検査」と判定された場合、原則的に再検査や経過観察はせず精密検査の運びとなります。

判定:「要精密検査」

保険診療で
各種精密検査を実施

精密検査についてひとこと…

実際精密検査でがんではないことが判明するケースがたくさんあります。だからこそがんではないことをはっきりさせましょう。

もしがんだったとしても今や治癒可能ながんはいくらでもあります。ぜひ適切な治療を受けましょう。

万が一…治療を希望されないなら治療しないという選択肢も尊重されます。

いずれにしても精密検査を受けて現状を明らかにすることが受診者の不利益になることはありません。

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