芦屋市がん検診
当クリニックで実施している芦屋市がん検診についてのご案内です
芦屋市が実施する胃がん検診・肺がん検診・大腸がん検診・前立腺がん検診・子宮頸がん検診・乳がん検診のうち、当クリニックでは
を実施しています。
芦屋市がん検診は国民健康保険と後期高齢者について原則的には特定健診・後期高齢者医療健診と同時実施となります。
肺がん検診
について
方法
所定の喫煙歴とは
ブリンクマン指数 = 1日平均喫煙本数 × 喫煙年数
が600を超えるものです。
この条件を満たすものを重喫煙歴といい、肺門型肺癌という気管支に発生するタイプの肺がんのリスクになります。肺門型肺癌の検診としては痰に含まれるがん細胞をチェックする喀痰細胞診が有用となります。
一方喫煙歴の影響が少ない末梢型肺癌の検診としては胸部エックス線検査が有用となります。
喀痰細胞診は採取した3日分の痰にがん細胞が含まれていないかどうかを顕微鏡で見る検査です。
流れ
① 胸部エックス線検査実施
② 自宅で3日間かけて痰を採取
③ 痰をクリニックへ持ち込み
④ 概ね4週間後に結果報告
判定
誤判定を最小限にするため、胸部エックス線検査の結果は当クリニックで判定した後、もう一度別機関で判定が行われます。
喀痰細胞診は検査機関で所見をチェックし、その所見に基づいて判定されます。
前立腺がん検診
について
方法
血液検査で前立腺がんに特異性のあるPSAという腫瘍マーカーをチェックします。
流れ
① 採血実施
② 概ね4週間後に結果報告
判定
PSA値と年齢に基づき判定します。
健診時の問診票の記入を事前にご自宅でされる場合は直接用紙を取りにお越し頂くか、ご連絡頂きましたらポストインさせて頂きます。
判定について
「要精密検査」と判定されたら精密検査を受けましょう
いずれのがん検診も「要精密検査」と判定された場合、原則的に再検査や経過観察はせず精密検査の運びとなります。
判定:「要精密検査」
保険診療で
各種精密検査を実施
実際精密検査でがんではないことが判明するケースがたくさんあります。だからこそがんではないことをはっきりさせましょう。
もしがんだったとしても今や治癒可能ながんはいくらでもあります。ぜひ適切な治療を受けましょう。
万が一…治療を希望されないなら治療しないという選択肢も尊重されます。
いずれにしても精密検査を受けて現状を明らかにすることが受診者の不利益になることはありません。