2024年8月より、芦屋市では帯状疱疹ワクチンの接種費用の助成が実施されました。
この助成は2024年度についてものもでしたが、この度2025年度も継続されることがアナウンスされました(「帯状疱疹の予防接種|芦屋市」)。
なお、西宮市は2025/03/30時点では公式HPでのアナウンスはありませんが(「予防接種に関するお知らせ|西宮市」)、これまでの経緯から芦屋市と同様に助成が継続されると思われます。
本稿では芦屋市での助成の概要をお知らせします。
概要
対象者
- 年齢:接種日時点で50歳以上の芦屋市民
助成内容
- 助成内容:¥4,000
※ ワクチンの種類・接種回数によらず助成は1回のみ
助成の受け方
- 接種費用のお支払い時に、当クリニック規定の接種費用(2025/03/31時点で組み換えワクチン¥19,960、生ワクチン¥7,020)から¥4,000減額した価格をお支払い頂くことをもって助成となります。
特別な手続き・申請は不要です。
帯状疱疹ワクチンを受けるには
WEB予約がお勧めです。
下記ボタンから予約サイトにアクセスし、診療メニューから「ワクチン①」を選択して予約日選択に進んで下さい。
WEB予約時に「問診票」を開くと接種希望ワクチン申請フォームが開きます(実際の予診票ではありません)。
そちらから接種希望ワクチンの申請も忘れずにお願い致します。
下記ボタンからもフォームが開きます。
帯状疱疹とは?
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)によって引き起こされる感染性皮膚疾患です。
水痘にかかったことがある人は、体内に潜伏していたウイルスが再活性化することで発症します。
症状
- 体の片側の一部に水疱を含む皮疹
- 刺激性の不快な痛み
リスクファクター
- 年齢:50歳以上の人はリスクが高くなります。
- 免疫力の低下:ストレスや病気、特定の薬剤などによる免疫力低下もリスクを高めます。
重要な合併症
- 帯状疱疹後神経痛(PHN):帯状疱疹後に不快な神経痛が慢性的に生ずることがあります。
- 視覚障害:顔面に発症した場合、視覚障害を引き起こす可能性があります。
帯状疱疹ワクチンの効果と重要性
帯状疱疹ワクチンは、帯状疱疹の発症を予防する有効な手段です。特に50歳以上の方に推奨されています。
- 発症リスクの低減:ワクチン接種により、帯状疱疹の発症リスクを大幅に減少させます。
- 合併症の予防:帯状疱疹後神経痛などの合併症のリスクも低減されます。
FAQ(よくあるご質問)
芦屋市民ではありませんがあしやサニークリニックで接種を受けても助成を受けられますか?
西宮市は助成対象を市内医療機関に限定していないため、西宮市民があしやサニークリニックで受けた場合も助成を受けられます
神戸市は市内の提携医療機関のみに限定しており、当クリニックで受けた接種に対する助成は受けられません。
その他自治体については住民票所在地の各自治体HPなどでご確認下さい。
帯状疱疹ワクチンの組み換えワクチンと生ワクチンとの違いを教えて下さい
有効率が大きく異なる他、接種費用・接種回数などが異なります。
詳しくは「帯状疱疹ワクチン」を御覧ください。
帯状疱疹ワクチンについて定期接種と助成の違いを教えて下さい
主に対象年齢と自己負担額が異なります。
助成 | 定期接種 | |
---|---|---|
実施期間 | 2026/3/31まで | 2025/4/1から |
対象年齢 | 接種日時点で50歳以上、かつ2026/3/31時点で60歳以下 | 満65歳 ※当面70、75、80、…歳も |
助成額 | 接種費用のうち¥4,000を補助(助成は1回のみ) | 組み換えワクチン:¥11,000 ✕2回 生ワクチン:¥4,000 ✕1回 |
帯状疱疹ワクチン接種後に痛みなどんな副反応がありますか?
疼痛をやや生じやすいとされていますが、現場的には新型コロナワクチン等の他の筋肉注射と概ね同程度の痛み・発熱・倦怠感などを伴うという印象です。
副反応は個人差が大きくほとんどなかったという方もおられます。
帯状疱疹ワクチンは繰り返し接種が必要ですか?
一度の接種(2回接種で完結)で少なくとも10年程度は十分な効果があると考えられています。
繰り返し接種が必要なのか、必要なら何年あけてかといった点について現時点で一定の見解はありません。
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