帯状疱疹ワクチン定期接種化と助成終了のお知らせ

帯状疱疹ワクチンについて、満65歳を主な対象として4/1から定期接種化されるのに伴い、50歳以上を対象に実施中の接種費助成が3/31で終了します

近い内に65歳になる方以外は3/31までの接種を検討してもいいかもしれません。

定期接種の概要

  • 対象者:満65歳(と当面経過措置として満70、75、80、…歳の5歳刻み)の市民
  • 助成額:¥未定 ※接種費用の一部となる見込み

現行の助成と定期接種の比較

現行の助成定期接種
実施機関2025/3/31まで2025/4/1から
対象年齢50歳以上の市民満65歳の市民
※当面70、75、80、…歳も
助成額接種費用のうち¥4,000を補助未定
(接種費用の一部が助成される見込み)

近い内に65歳になる方以外は今年度中の接種の検討を

定期接種は対象年齢が満65歳(と当面経過措置として満70、75、80、…歳の5歳刻み)のため、近い内に65歳になる方以外は当面助成を受ける機会がなくなります

現在の芦屋市や西宮市の接種費助成を見る限り、定期接種での助成額は、接種費用(シングリックス®で2回接種合計約¥40,000)の一部にとどまる見込みで、現在の助成額から大きく増額されるかは不明です。

助成額が大幅に増額されるなら65歳になるのを待つのも一つの選択肢ですが、近いうちに65歳になる方以外は助成を受けられるうちに早めに接種を受けるのが賢明かもしれません。

帯状疱疹とは

帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV)によって引き起こされる感染性皮膚疾患です。
水痘にかかったことがある人は、体内に潜伏していたウイルスが再活性化することで発症します。

症状

  • 体の片側の一部に水疱を含む皮疹
  • 刺激性の不快な痛み

リスクファクター

  • 年齢:50歳以上の人はリスクが高くなります。
  • 免疫力の低下:ストレスや病気、特定の薬剤などによる免疫力低下もリスクを高めます。

重要な合併症

  • 帯状疱疹後神経痛(PHN):帯状疱疹後に不快な神経痛が慢性的に生ずることがあります。
  • 視覚障害:顔面に発症した場合、視覚障害を引き起こす可能性があります。

帯状疱疹ワクチンの効果と重要性

帯状疱疹ワクチンは、帯状疱疹の発症を予防する有効な手段です。特に50歳以上の方に推奨されています。

  • 発症リスクの低減:ワクチン接種により、帯状疱疹の発症リスクを大幅に減少させます。
  • 合併症の予防:帯状疱疹後神経痛などの合併症のリスクも低減されます。

FAQ(よくあるご質問)

西宮市は助成対象を市内医療機関に限定していないため、西宮市民があしやサニークリニックで受けた場合も助成を受けられます

神戸市は市内の提携医療機関のみに限定しており、当クリニックで受けた接種に対する助成は受けられません。

その他自治体については住民票所在地の各自治体HPなどでご確認下さい。

疼痛をやや生じやすいとされていますが、現場的には新型コロナワクチン等の他の筋肉注射と概ね同程度の痛み・発熱・倦怠感などを伴うという印象です。
副反応は個人差が大きくほとんどなかったという方もおられます。

一度の接種(2回接種で完結)で少なくとも10年程度は十分な効果があると考えられています。
繰り返し接種が必要なのか、必要なら何年あけてかといった点について現時点で一定の見解はありません。

帯状疱疹ワクチンを受けるには

WEB予約がお勧めです。
下記ボタンから予約サイトにアクセスし、診療メニューから「ワクチン①」を選択して予約日選択に進んで下さい。

WEB予約時に「問診票」を開くと接種希望ワクチン申請フォームが開きます(実際の予診票ではありません)。
そちらから接種希望ワクチンの申請も忘れずにお願い致します。

下記ボタンからもフォームが開きます。

参考ページ